税務・税法
中国の税務
中国の税制は以下のような特徴がある。
- 法人は全て12月決算
- 毎月税務申告・毎月決算(外貨換算等)
- 個人所得税の控除は基礎控除のみ
- 発票(領収書)が無いと税務処理が出来ない
中国税制の大きな特徴の一つとして中国における独特の税務リスクがある。 以下、中国進出後に事業を行ううえで注意すべき税務リスクについて記述する。
2. 罰則
納税義務者は期限内に真実の内容に基づいた申告を行わなければならない。期限内に申告しない、捏造・隠蔽による虚偽の申告を行った場合
- 加算税…50%以上500%以下の追徴
- 延滞税…1日当たり0.05%の追徴
などの罰金がある。
これ以外にも脱税や租税回避など細かく違反の種類とそれに対する罰則が定められている。
挙証責任
挙証責任とは税務申告の正当性を証明することであり、日本では税務署がその責任を負う。しかし中国では挙証責任を納税者自身が負わなければならない。これは税務当局の指示に従ったが、その処理が誤りであった時でも、納税者がその責任を負い罰則を受けるリスクがある。