■M&A動向
ブラジルはM&Aが活発に行われる国として知られています。近年では世界のM&A金額ランキングで常に上位を維持しており、存在感を増しつつあります。
【世界のM&A金額上位5各国の推移】
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2008 |
2009 |
2010 |
2011 |
2012 |
被買収側 |
1位 |
米国 |
米国 |
米国 |
米国 |
米国 |
2位 |
英国 |
英国 |
英国 |
英国 |
英国 |
3位 |
ドイツ |
スペイン |
ブラジル |
オーストラリア |
カナダ |
4位 |
カナダ |
オーストラリア |
オーストラリア |
カナダ |
オーストラリア |
5位 |
オーストラリア |
ドイツ |
カナダ |
ブラジル |
ブラジル |
買収側 |
1位 |
米国 |
米国 |
米国 |
米国 |
米国 |
2位 |
英国 |
スイス |
英国 |
英国 |
英国 |
3位 |
フランス |
フランス |
カナダ |
フランス |
カナダ |
4位 |
ドイツ |
ドイツ |
中国 |
日本 |
日本 |
5位 |
中国 |
英国 |
フランス |
カナダ |
フランス |
[出所;トムソンロイター]
1990年代はハイパーインフレなどの影響によって経済が低迷し、取引量は多くありませんでした。
しかし、2000年代に入って経済が回復して以降、取引量は順調に増加しています。特に2006年以降は、500件を超えるM&A取引が行われています。2010年の年間M&A件数は799件となり、史上最高の件数を記録しています。そのうち273件の取引額が公表され、総額約630億USドルとなりました。2013年以降においても件数、取引額ともに伸びが期待されています。
【M&A件数の推移】
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