ベトナム進出支援

ホーチミン進出

ホーチミン進出

1. 経済の中心地(ベトナム最大都市)

近年、「チャイナプラスワン」「ポストBRICs」として注目を集め、ASEANの中でも急速に、多くの企業がホーチミンを中心に進出しているベトナム。ホーチミンを始め、人口増加が続くベトナムは、人口9,000 万人超と、ASEAN第3位を誇り、平均年齢は29.2歳と若いことも特徴です。 とりわけ多くの企業が進出するホーチミン市は、経済の中心地として特に発展してきており、現在GDPの18%を占めております。ホーチミン市はベトナム南部に位置し、約800万人の人口を擁するベトナム最大の都市であるとともに、経済の中心地であるため、今後の進出先として注目を浴びております     

2. 優秀で豊富な人材

現在、好調なベトナム経済を牽引するホーチミンに全国各地から人が流入して人口増加が続いています。その中でも特に若年層が多く、又、伝統的に勉学を重んじる傾向があるため、勤勉的で優秀な人材がホーチミンには多いことがあげられます。 ベトナム人特性の器用、向上心、向学心などに加え、特にSE、ITエンジニアの人たちは記憶力に優れ、OA精密機械の現場では一人で担当する部品の数は、周辺国の技術者に比べ断トツに多いと言われております。このことからも、国内はもとより、進出した外資企業からも重宝されています。 ホーチミンだけでなく、国としても教育には特に力を入れており、 それが現在のホーチミンの経済成長及びベトナム国経済の源泉になっていると言えます。

3. 地理的優位性

ホーチミンはASEANの中央に位置し、海上運送などが活発であり、多くの企業が進出する際、その地理的優位性から、ホーチミンが選ばれています。ホーチミンがASEANの中央に位置することで、ホーチミンを中心とする南部地域は、タイやマレーシアなどの経済圏との連携が強くなる傾向があります。ホーチミンを経由し、これらの東南アジア諸国にいち早く進出した企業は、ホーチミンを中心とした南部経済地域を新たな生産拠点として視野に入れることになりました。東南アジアとの連携をもち、 商業都市として発展するホーチミンを中心とした南部は、政治が中心である北部と高速道路や航空手段を通じて強く結ばれます。

ハノイ進出の注意点

 

1. 未発達なインフラ

  

世界経済フォーラムが行う、「世界レポート」によると、ベトナムのインフラの総合評価は148カ国中70位になっております。又、他のASEAN諸国と比べてみても、ベトナムはASEAN諸国の中で中位に位置します。経済の中心地であるホーチミンでさえ、近年の経済成長により企業活動が活発になるとともに、個人所得が増えて生活水準が向上しているが、それに反して十分なインフラ整備がなされているとは言い難いのが現状です。 国主導でインフラ整備は進められていますが、このように急成長を続けるベトナムにおいても、十分なインフラ整備には時間がかかり、進出する際には様々な問題に直面することになると予測されます。     

2. 外資企業に対する賃金上昇

先述の通り、ホーチミンを始めベトナムには豊富な優秀な人材が揃っていますが、近年外資企業における賃金が上昇しています。2014年のベトナムの外国企業の昇給率は、年間11.1%となっており、特にハノイ及びホーチミンでの上昇率が高くなっています。 その主な原因として次のようなものが考えられます。

  • インフレ
  • 外国企業の従業員離職率が高いことに加え、新規の人材確保が困難であること

    以上のことを進出の際には考慮しなければなりません。     

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    3. 投資環境

      

    ホーチミンを始め、ベトナムへの投資環境は現状多くの課題が浮き彫りになっております。 世界銀行と国際金融公社が共同で行っているアンケート調査ではベトナムは投資環境ランキングの総合順位が185の対象国・地域中99位です。一般に、行政手続の不透明さ、法整備の未整備・運用変更などを懸念する声は多く、ベトナムでの投資リスクと考えられています。     

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