フィリピンから考える海洋プラスチック問題

 

こんにちは!
マニラ支店の野島です。

本日はフィリピン・マニラから海洋プラスチック問題について考えていきたいと思います。

〜海洋プラスチック問題とは
年間800万トンのプラスチックゴミが海洋に流れ出ていると言われており、それを海の生き物が間違えて飲み込んでしまい死に至るなど海の生物の生態系を脅かす問題となっています。

海に流れでる原因として、ポイ捨てなど主な原因です。紙などであれば、自然に分解されるのですが、プラスチックは自然に分解されずマイクロプラスチックとなり、雨などで海洋に流れ出てしまいます。

海洋ゴミの排出ワーストランキングでは、
1位 中国
2位 インドネシア
3位 フィリピン
4位 ベトナム
となっており、東南アジア諸国が上位を占めています。

ちなみに日本はこのランキングでは30位です。(環境省公式より)

しかし、日本や欧米の先進国がプラスチックのゴミなどをリサイクル可能な資源として、東南アジア諸国に押し付けているという実態があります。

今年、カナダからフィリピンにリサイクル可能な資源として輸入された物が蓋開けてみるとリサイクルが不可能なゴミだったとして、ドゥテルテ大統領が激怒するというニュースもありました。
https://www.bbc.com/japanese/video-48469947

そもそもプラスチックが世界で正常にリサイクルされている割合はわずか9%しかない状況です。

また、プラスチックの原料は石油から出来ており、処分する際に二酸化炭素を排出するため、とても便利ですが、地球によろしくない物質であります。

ですので、プラスチックゴミをポイ捨てなどせずに正しくリサイクルしていくと共にプラスチックを極力使わない取り組みが重要になってきます。

前置きが長くなりましたが、ここでフィリピンの取り組みを紹介したいと思います。

〜フィリピンの取り組み

1 マカティ市内ではプラスチック禁止
マニラ支店のオフィスがあるマカティ市では2013年からプラスチックチックの使用が可能禁止されています。
例えば、カフェなどはプラ製ストローではなく、紙製のストローが使われています。

また、スーパーでは、ビニール袋ではなく、紙袋が使われています。

2 プラスチックゴミと米を交換⁈
マニラ首都圏のバヤナン村ではプラスチックゴミ2キロと米1キロを交換できるという制度があります。

3 ペットボトルでオブジェ

これはフィリピンの巨大ショッピングモール付近にある公園にあるオブジェです。
あまりきれいではないですが、ペットボトルでオブジェを作っています。

その脇には、ペットボトル回収容器があります。少しでもペットボトルやごみなどを有効活用しようとしています。

日本では2020年7月よりレジ袋が有料化、スタバが紙製ストローを導入するなどニュースもありますが、途上国であるフィリピンは2013年からプラスチックを使わない取り組みをしています。

ドゥテルテ大統領もマカティだけでなく、フィリピン国内でプラスチックそのものを使用禁止にする法整備を提言しており、環境問題に力を入れています。

私もフィリピンに来て、日本よりもプラスチックに対する意識の違いを実感しています。
日本よりも経済が発展していないフィリピンがプラスチックの利便性よりも環境問題を優先しています。

この記事を通じて、何か感じてもらえれば幸いです。

以上

 

Tokyo Consulting Firm Limited
【フィリピン・マニラ】野島洋孝

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